男女の愛のもつれが、この世の不幸の始まりなのかも知れない。

アダムとイヴもルシファーがイヴを誘惑して裏切りから始まる。

男女の愛の裏切りから人類は創世されている。

豊臣秀吉亡き後に、北政所は関ヶ原で徳川に寝返った。天下分け目の裏切り行為

であり、理由は秀吉が淀殿を迎え秀頼が生まれ、豊臣を正式に継承するのが政所

では無いから？　しかし魂の世界では真相は別の次元の因果を引きずっていた。

漸く、宇喜多家に纏わる怨みの霊障が解決に導かれ、戦国時代の男尊女卑の怨み

は、本当に心も身体も蝕む念だとしか思えないほど壮絶です。

豊臣秀吉が築いたものは、現世の多くの転生した魂にも影響していました。

しかし成功する男の背後に女の力あり、北政所の内助の功は相当なものだった

はずです。北政所の裏切りは大きな痛手、天下の運命をも変えてしまったのです

昨年の初夏に必然的に、豊臣秀吉と北政所の養女になった豪姫の転生した女性と

出逢い、彼女が眞光で４０年以上にわたり修行して、お筆先の先生から自分が

豪姫であった事が告げられ、大層カルマのために霊障に苦しめられたと、切実に

言うのです。しかし話を聞いている途中から宇喜多秀家に対する執着の強さに、

ヘキヘキするほど驚きました。しかも今世出会ってもいない４００年以上も前の

過去世の記憶に、囚われ続けているのでした。

神様も最後の総決戦をかけて、豪姫の魂に輪廻転生のカルマの重さを受け入れて

もらえるように導いたのだと思います。４００年以上も前の秀家の犯した女難と

言うか？　女遍歴にが暴かれ出して、純粋な愛の心も怨念に化したのかもしれま

せんが、現世の彼女から豪姫の恐ろしい程の嫉妬心が溢れ出して止まる事が無い

のです。当の本人は、豪姫が憑依していると知らないで話しているのかもしれま

せんが、まるで嫉妬に狂い夫が次々とどんな女と浮気を重ねたのか？　事細かく

私に聞くのです。現世の夫ならわからないでも無いのですが、もうとうに亡くな

り会ってもいない前世の夫の浮気を全て知りたいと言うのです。異常とも言える

怨念の強さに、脅威を感じました。しかしそれは、北政所の裏切りの根幹原因を

探り出す手立てになったのです。彼女に纏わり付き入り込んでいた女の正体が

白い狐でした。私がいつしか神様のご計画で浄化させられていたのが、侵略の

歴史の中で、他国から来た白い狐、九尾の狐の正体を暴き黄泉の国に封印する事

です。なんと北政所は、魔導に堕ちた白い狐だったのです。豪姫の秀家への執着を

利用して惑わし続け霊障に遭わせていたのでした。豪姫は立派な男子を産み豊臣

を継承する事もできたかもしれません。しかし、遡って運命の扉を開くと豪姫の

過去世は、１８００年前に侵略され封印された皇后でした。

因果は巡ると言いますが、北政所は他国から来た侵略を企てた女帝だったので

す。秀家は次々と他の女に子を産ませ、豪姫の尊厳をガタガタに崩し女性として

の幸せも、母親の誇りも奪ったのなら、二千年のカルマは未だに続いていた事に

通じます。また徳川を継承する魂の転生した者たちも、男女の離別、非婚、不妊

死別と、力を落とすことばかりで、いかに他国の怨念が強いかを物語ります。

男女、親子の縁が縦横十時に繋がらないことは、まるで砂上の楼閣の如しです。