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2:魂の告白  破約失福

2021.10.05

魂の世界は、この世に生まれ変わってくる時に、何らかのお約束を神様としているのかも知れません。何度も輪廻転生を繰り返しながらも、因果応報のカルマから逃れる事のできない人をこの数年間観て参りました。神様が、「悟りを開く境地」に至るように、魂の成長、学びのレッスンとして、歴史的に日本に大きな影響を与えた因縁ある魂の生まれ変わりを送り込んで来たと思います。2015年に、小早川神社をご先祖様に持つ一族が、どの霊能者にも過去の罪が深過ぎて救われないと断られると訪ねて来ました。彼らが来て一月後ぐらいに、霊界から藤原鎌足の魂が20分程涙ながらに訴えてきたのです。「何度生まれ変わってきても過去世に犯した罪から逃れることができず、どん底の奈落に落とされ貧乏の底なし沼に運命が落とされている。神の世界に戻るためなら自分は何でもする。神様と取引をさせて欲しい。」そして神様は神社の門を開け藤原鎌足に神の黄金の世界を見せました。「神の世界は黄金の海原、金がザクザク宝の山だ。ここに戻る為なら何でもする」鎌足はそう言って霊界に帰ったのでした。そして11月に藤原さんと言う鎌足の生まれ変わりがサロンやってきたんです。連れてきたのは前田利家の先祖を持つ一族でした。藤原さんは確かに李方子さんの子孫とも親しくしており、若かりし頃は成功者の側近となりビル持ちで羽振りが良かったようです。しかし今や貧乏のどん底で、何をしても鼻をくじかれ裏切られ上手くいかないようでした。神様に命じられ5年間観ていましたが、最後に後一歩で飛躍できる寸前に、妻の怨霊に取り憑かれて病に伏せました。鎌足と言えば高句麗から来た王様で女たちを天皇家に嫁がせ、かなりの権力を手に入れましたが戦に敗れ怨霊になっています。天皇家に嫁いだ女性たちの幸せも永くは続かず、隠根の怨みが魂に刻まれてしまったようです。侵略の歴史の裏で女もまた糸を引いて策略していたのでしょう。人は魂の世界から下座に降りて悟りを開くとは至難の業のようです。山も七号目八号目までは勢いがついて登れるのですが、最後の九号目で魔が入るのだと思います。過去世でどんなに成功して権力を握っていたとしても、死んでから裁きに合うことがある事を知りました。過去世で犯した罪穢れのために、今生の人生が足を引っ張られ続けて谷底に落とされた人がいます。神様から運命を変えて欲しいのかと何度もお試しが来ているのかも知れません。生まれ変わる時に、神様と交わしたお約束を全うしなければならないのでしょう。過去世に天下人だったとしても、多くの人達を巻き込み犠牲にした罪が積まれています。犯した罪のために奈落に落とされている魂が悟りを開くためには、己の我欲を捨てて人のために尽くし徳積みする事しか、道は無いのかもしれません。山の頂上が見えた最後の時に、ご自身の奢りから我欲に心が引っ張られ、カルマを解消できない人がいます。眼に見えない神様からの試練は、運命を好転させるに値するので厳しい修業なのです。神様とのお約束を破れば浦島太郎なのかも知れません。幸福の門を開く道を、手探りで探し求め、生き方を変えて嵐を乗り越えましょう!

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